キャンドルライトサービス中止のご案内

毎年12月24日に予定している恒例の倉敷教会クリスマス「キャンドルライトサービス」は中止といたします。

新型コロナウィルス感染症が流行拡大しています。倉敷教会では感染防止の徹底を検討いたしましたが、例年300名近くお集まりくださるみなさまの健康と安全を保障することが難しいと判断し、悩みつつもキャンドルライトサービスの開催を自粛することといたしました。

2020年初頭より流行しはじめた感染症のために生活が激変いたしました。いままでの教会では人が集まり、おたがいの交流が深まり、ともに食事を囲み、笑いあえること、すなわち「3密」が推奨され、それを実践してまいりました。

これは「3密を避けよ」とされた昨今の感染症対策とは相容れないことです。

教会は緊急事態宣言の時期に重なっていた4月イースター、5月ペンテコステという大切な祭礼を取りやめてまいりました。だからこそ、クリスマスだけでも皆様と共に喜びを分かち合いたいという願いをもって準備をして参りました。

しかしながら、新型コロナウィルス感染症の流行拡大は止まらず、最後まで検討を続けた上で、結論としてキャンドルライトサービスを楽しみにしていて下さるみなさまの健康に被害をもたらしてはならないという判断をしました。

倉敷教会にとってはまさに苦渋といえる決断でした。感染症流行の折には各々が自制することによって少しずつ感染症の蔓延を抑制していくほかないことは、感染症と人類の歴史が書き残しています。

さて、ここで少しクリスマスのお話をご披露したいと思います。

キリスト教会では例年、冬至に近い日曜日にクリスマスの礼拝を執り行ってきました。それは神の御子イエス様がお生まれになった誕生日をお祝いするためです。

いにしえより神の御子イエス様は、一年のうちでもっとも夜の長い日、寒くて暗い日に、人の世にお生まれになったと伝えられています。

これは何故か。

昔の人は、冬至という季節を世の終わりと見なしました。同時に、冬至を経た次の一日からは、お日さまの力が回復していくという希望の未来を見据えていました。(実際にお日さまは冬至までは弱まっていきますが、冬至からは強まっていくのです)。この世界もまた、もっとも暗い苦悩を経て未来は拓かれていくと信じたのです。そして、御子イエス様は、人の世の冬至の瞬間にお生まれになり、これからの世の中には人が幸せに生きられるための知恵と友情が育まれることを願って活躍なさったのです。

かえりみて、この新型コロナウィルス感染症の流行の時期に、私たちは「静かなクリスマス」を迎えます。夜明け前がもっとも寒さの厳しいときです。だからこそ、暖かなともしびを欲しいと思う。クリスマスは、暗闇の中における光のお祭りです。「神の御子イエス様、来て下さい私のところへ」と切実に祈る人はだれでも、その願いを神様は叶えて下さる、と私は信じています。

みなさま、どうかくれぐれもご自愛下さい。いずれ感染症の流行が収束したおりには私たちの愛する倉敷教会で、美しいキャンドルライトサービスに共にご参列下さい。それまで、どうか神様のお守りがありますように。

(倉敷教会 牧師 中 井 大 介)